2013年5月1日水曜日

OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS VOL.5
“Yes, I'm Ready”

GLOCAL RECORDS店主、箕輪弦太が2003年より始動したRUDIMENTSが今年の2月をもって休止する事になりました。そして今回、ほんとうの最終リリース作品『OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS』シリーズ第5弾「 “Yes, I'm Ready”」をリリースします。

『OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS』とは、RUDIMENTSを立ち上げる時に現mAtterレーベルのHAMASAKI YUKITOMOに相談を持ちかけスタートしたミックス・テープのシリーズです。そこから色々なアイデアが生まれ10年続ける事ができました。  RUDIMENTSはHAMASAKI YUKITOMOが居なければ存在しなかったレーベルでもあります。その彼と最後一緒に作品を作ろうと話しをして『OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS VOL.5 / “Yes, I'm Ready” 』を制作しました。 『OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS VOL.1〜VOL.4』のご購入、詳細はコチラからご覧頂けます。

↓MIX TAPEでリリースした 『OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS』シリーズ。

↓CD-Rでリリースした『OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS』シリーズの再発。
↓『OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS』シリーズ第5弾「“Yes, I'm Ready”」
↓『OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS』シリーズ第5弾
「“Yes, I'm Ready”」トートバック付き。

『OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS』シリーズのご購入、詳細はコチラからご覧頂けます。


下記は HAMASAKI YUKITOMO氏から『OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS』シリーズの再発に寄せてもらったコメントです。

■『OFFICE AMBIENCE OF RUDIMENTS』 再発に寄せて■

高校生の時、ヨーゼフ・ボイスやダン・フレイヴィン、バスキアやキース・ヘリングなどの作品を本で観ながら、 古いソウルやヒップ・ホップなどを聴いてスケート・ボードに乗っていた。 と書くと、なんだかよく分からない若造だけど、たぶん、今もそんな感じだと思う。

現在は、"mAtter"というサウンド・アートのレーベルを運営しながら、 自分の作品を初めいろんなアーティストの作品をリリースしたり、エキシビジョンなどの展示の作品も制作しています。 海外でのパフォーマンスに呼んでもらったり、僕の活動に興味を持ってくれてインタビューを受けたりする時に必ず「あなたのキャリアのスタートは何ですか?」と毎回訊かれるのだけど、僕は「キャリアのスタートはクラブでのDJです」と答える事にしています。

皆はすごく驚く、とりわけ僕がルーツ・レゲエとダブが好きでというと、「君の音楽とレゲエの接点はどこにあるのですか?」
と言われるが、理由は簡単で「音」。
20代の頃、とあるサウンド・システムを組んだパーティに呼ばれてDJをした事があるけれど、
ルーツレゲエやDUBがプレイされる中、僕はMONOLAKEやalva noto等の音響アーティストの作品をプレイした事があって、
お客さんは引いたけど(笑)、大きな発見も沢山あった。


その頃に友人でもあったRUDIMENTSのG.N.T.君にミックステープを出さないか?って誘われて、僕はいくつかのアイディアを一緒に提案したと思うんだけど、 「誰が選曲しているのかを隠す」「3つの方向性に分ける」「そしてあまりMIXしない」という事だったと思う。

ちょうど同じ時期に、僕はクラブとは別にカフェ等のラウンジでもDJをしていて、そこは踊る事やナンパ等を目的にしている人ではなくて、
友達同士の食事やおしゃべり、もしくはゆったりする人の為の場所で、当たり前だがDJとしてのピークや共通言語としての"盤"やテクニックは通用(もしくは必要と)しない。


僕が選曲するに前にイメージしたのは、RUDIMENTSのオフィスで流れているような雰囲気を描く事だった。
決して事務作業などに邪魔にならない程度に流れている雰囲気というか、、それをアンビエントやフォーキーな音楽、
もしくはエレクトロニカな音楽でやるのではなくて、レゲエでやるということがポイントだった。
そんなMIXテープは見た事なかったし、僕もずっとそんなテープが欲しかった。

僕が今回選曲したのは、ソウルの曲がメインでそこに少しだけレゲエやダブを入れるというもの。
そういうのもあまりないでしょう?特別レア盤とかじゃないけど、そういう事じゃないもう少しリアルな感じのミックステープって あってもいいと思って。。

最近、僕はシルクスクリーンで一枚一枚スリーブをプリントをしてリミテッドエディションの作品をNY,LONDON,BARCELONA,HONG KONGと東京で発表したけど、制作している時のB.G.M.はBIG YOUTHやSTUDIO ONEのダブとか古いソウルの音楽だった。発表した作品の内容はミニマルな音響。

僕の中で全てがシームレスに繋がっているし、きっと高校生の時からそこは変っていない。

そうそう、インタビューでもう一つよく答えている事があって、
「東京はハイブリッドな街だから、他にも沢山のおもしろいアーティストがいると思いますよ。」
ということである。

HAMASAKI YUKITOMO(mAtter

0 件のコメント:

コメントを投稿